タイワンキドクガ

「つくらし」の庭の常連

「つくらし」の庭で見ることができる毒を持つイモムシ。と、いうか一番よく見るイモムシかもしれない。黄色と黒とオレンジのコントラストは美しいが、やっぱり毒々しい。

本体から生えている毛がヤバいらしい。イモムシ自体に触るのはもちろん、本体から抜けた毛に触るだけでも、毒に刺される。

刺されると腫れ上がり、数日は痛痒い

タイワンキドクガに気が付かずに、藪に手を突っ込んで刺されることもあるが、庭を歩いているときに飛んできた毒毛に刺されることもある。刺されたときは「ヒリッ」という独特の痛みが走る。

刺されたときは

「つくらし」では、タイワンキドクガなど毒虫に刺された場合は、熱めのお湯で絞ったタオルを患部に当てて無毒化している。火傷をしないぐらいの温度ね。40数℃の熱があれば、毒を構成しているタンパク質が破壊されるということらしい。これで腫れも痛みも引いていくので、私たちはいつもこの方法をとっているのだが、世間ではあまり一般的ではないようだ。

みなさんも試されるときは、自己責任で。

成虫はあまり見ない

ド派手な色彩の幼虫に比べ、成虫は地味なせいか、庭で見ることはほとんどない(気づかないだけかも)。成虫も毒を持っているので同様に注意が必要なのだが、残念ながら写真がない。

ちなみに下の写真は、最近あまり見かけないオキナワドクガ。これももちろん毒! でも、顔のように見える頭部の柄がユニークで可愛いような気もする。