ハエトリグモ

愛嬌があって可愛らしいヤツ

庭にもいるし、室内にもいる。クリクリした8つの目がとても可愛い。けれど、種類が多く、私にはよく見分けられない。見つけたら記録していこうと思っている。これは、つくらし@沖縄で見つけたハエトリグモ。

ホンチ!

このハエトリグモの仲間のネコハエトリグモを使った遊びに、「ホンチ」がある。昭和30年代、横浜から川崎のこどもたちの間で流行っていた遊びで、ネコハエトリグモでおこなう蜘蛛合戦だ。前足を伸ばして威嚇し合う姿は、なかなかかっこいい。かなり以前にいろいろ調べて試したりしていたのだが、つくらし@湘南でおこなうプログラムとしてもおもしろそうだなと思っている。

ちなみにこの「ホンチ」、元々は東京湾を中心とした漁師の博打遊びだったらしく、東京湾を挟んだ向かい側、千葉県の富津では「フンチ」と呼ばれていたらしい。

これはリアル「ポケモン」

ホンチ(=ネコハエトリグモ)を探して、育てて、戦わせる。これはそのままポケモンだ。そしてこの「ホンチ」を育てるポケモンボールに当たるのが「ホンチ箱」だ。こどもたちはそれぞれ工夫して自作していたようだが、川崎には「ホンチ箱」を売っているおじさんもいたという。

写真左は、こどもの頃にホンチで遊んでいたというオジイに昔を思い出してつくってもらった「ホンチ箱」。右は、オジイたちから聞いた話から、その頃に販売されていた「ホンチ箱」をつくらしで復刻してみたもの。

当分、つくらし@湘南で活動できそうもないので、沖縄で「ホンチ」をしてみようかな。ただ、沖縄ではなかなかネコハエトリグモに巡り会えない。気長に待っていてほしい。