花の中に花
虫の眼レンズで庭の生きものたちを覗いたら、それまで気づかなかった世界が見えてきたので、今度は花を覗いてみることに。実はさほど期待していなかったのですが、覗いてみると思いがけない世界が広がっていました。
たとえば、花の中にちいさな花が！ 調べてみたら、内側のちいさな花が筒状花で、まわりの大きな花が舌状花と呼ばれるもののようです。
海辺のシマアザミも覗いてみたら、花弁のように見えていたものが１つ１つちいさな花で、この筒状花が集まって１つの花のように見えていたようです。そうだったのね！
肉眼では気づかなかった、花のまわりの細い毛や、びっしり生えている短い毛。
雄蕊の先が２つに分かれていたり、雌蕊の先は花粉がつきやすいような形状になっていたり。
雌蕊に花粉がついている様子も見えたり、雄蕊の先端の葯（やく）まで見えたり。
すごいなぁ、こんなふうになっていたのだなぁ。