ジョロウグモ

見かけと裏腹?

黒と黄色の毒々しい配色のわりには、人間に害を及ぼすような毒は持っていない。大きくて威風堂々と見えるのに、巣を揺らしただけで猛ダッシュで逃げる、気の小さな蜘蛛。

気が小さいのに、人がよく通る場所にかぎって巣を張っては、人間に壊される。巣を張るのに広い空間を必要とするからだろう。つくって壊されるを数回繰り返すと、さすがに学習するのか、少し高い位置に巣を張る位置を変えてくる。そうなれば、奴は虫を獲って食べてくれるので、干渉しあわない共存状態になる。

たまに、野菜についていたカメムシを巣の方に投げると、しばらくすると食べていたりするので、気が向くと野菜についた虫をあげたりもしている。

まあでもこれからも、あまり干渉しあわない適当な距離でくらしていきたいと思っている。