空色ごはん
蝶豆って知っていますか? バタフライピーと呼ばれているマメ科の植物で、花を乾燥させたものをハーブティ(花茶)としても売っています。
この蝶豆の苗を1つ、数年前につくらしの庭に植えたのですが、土や気候が合ったのか、思っていた以上に大きく育ち、真っ青な花を次々と咲かせました。冬を越したものと、こぼれ種からもいつの間にか芽がでたようで、気がついたら、たくさんの花を咲かせるようになりました。
花を入れてごはんを炊こう
空色ごはんのつくり方はとっても簡単で、花(生花でも乾燥させた花でもOK)をそのままお米と一緒に入れて炊くか(お米の量にも寄りますが、5〜10個位)、花を煮出してつくった青い液を冷ましてから入れて炊くだけ。
花をそのまま入れたときは、青色がよく出るように、入れてから30分以上置いておき、炊けたら花を取り出してよく混ぜると、きれいな空色のごはんになります。
空色のごはんに合うのは?
空色のごはんを炊くのはとっても簡単なのですが、青であるがゆえ、飲み物やスイーツならば美味しそうに見えても、ごはんやおかずの場合、色合わせを間違えると食欲が湧かなくなってしまいます。
私も失敗もしながらいろいろつくってみたのですが、いまのところのお気に入りはオムライス。黄色と空色の対比が鮮やかで、ケチャップの赤も映えるので、ちょっと怖い感じにも(ハロウィンにピッタリ?)、可愛くも、しやすい気がしています。それ以外にも、シラスと合わせて冠雪した富士山をつくってみたり、砂浜ぽくしてみたり。
ちなみにシチューに花を入れて青くすることもできるのですが、具材をよく吟味しないと、全体的にダークな青になってしまって残念なことに、、、。
色が変わるだけで、気分も変わる
その点、ビーツを入れてピンクにしたシチューは、全体的にピンクになってもあまり違和感がありません。
このピンクのシチューに、空色のごはんを合わせたらどうなるだろう? サフランを入れた黄色のごはんだったら? ごはんを空色に染めただけで、いつものごはんづくりに色合わせの要素が加わり、ちょっと楽しい(失敗するとショックだけれど、それもまたよし、かな)。
蝶豆やビーツやサフランでなくても、紅芋、小豆、赤米、紫蘇、クチナシの実など、食べものに色を加える食材はいろいろあるので、ごはんづくりに変化が欲しくなったら、空色ごはんも試してみてね。