土のコレクションボックス 並べる

楽しい自由研究

自分が見つけたものや集めたものを並べてじっくり眺めていると、自分の好きや興味が見えてきたり、並べたものの特徴や違い、関連や関係などに気づくことがあります。

「並べる」というのは、博物学の基本のような気がするのです。

たとえば、自分が見つけたさまざまな色の土。乾かして砕いてふるって、それぞれの色ごとにちいさなビンに入れて並べると、なにかに気づいたりしませんか?

見つけた場所で北から順に並べたり、似ている色の順で並べ替えたり、土の手触りの違い(サラサラ、ふわふわ、ザラザラなど、土によって手触りが違ったりします)で並べたり、並べ方にもいろいろあります。

上の写真は、土のプログラムに参加したこどもたちがつくった夏休みの自由研究。左の写真は、つくらしの土のプログラムに参加して、自分で土を集め、土のコレクションボックスをつくった子のもので、右の写真は、土のワークショップに参加して土に興味を持ち、その後に自分で土を見つけにいって集め、ビンに入れて自由研究にした子のもの。

どちらも、土を集めて並べて気づいたことをまとめ、土のコレクションボックスに添付しています。

ちなみに土は、ふるってビンに入れるだけでなく、接着剤を混ぜて板に塗ると色がより鮮明になったりもします。下の左側の写真は、つくらしが見つけた土を板に塗ったもの。

そしてつくらしには、小規模施設向けにマツバラが開発した、展示台にも本棚にも道具入れにもテーブルにもなり、さまざまな形に組み立てられる『つくらしシェルフ』という展示システムがあるのですが、これに全国の土を集めて並べたコレクションボックスを組み込んだ様子が、これ。

広い場所はとれないけれど、自分やこどもたちが見つけたものや集めたものを展示した『おうちミュージアム』や『おうちライブラリー』などをつくってみたい、と思ったときにオススメです。