空色茶を飲みながら
季節になると毎日たくさん咲く蝶豆(バタフライピー)の花。毎日摘んで、洗って、乾かしておけば、一年中、空色茶や空色ごはんが楽しめます。
蝶豆の青色はとても鮮やかで、飲んだり食べたりするだけでなく、もっと他にも楽しめそうだな、と思っていろいろ試しているのですが、まず思いついたのがこれ!
カフェなどでも映えるメニューとして出されたりしてますが、空色茶を飲むときにレモンやシークヮーサーなどを入れると、パッと色変します。これは、蝶豆に含まれているアントシアニンという色素が酸性とアルカリ性で分子構造が変化して、酸性では赤に、アルカリ性では青に見えるため。
この、pH(酸性アルカリ性)によって色が変わるというのは、私が20年以上前に草木染めを始めたときに体験した印象的な出来事で(草木染めについては、またなにかの機会に紹介しますね)、そのときに、『小学校でもリトマス試験紙だけでなく、実生活の中で活かせる体験の中で酸性とアルカリ性について教えてほしかったなぁ。そういう学び方をしたいし、伝えていきたいな』と強く感じて、その後も日常生活の中で何度も出会うpHによる色変(色変は、pHによるものだけではないのですが)に、とても興味を持っています。
こどもの頃から理科や実験が好きだったのですが、教科書や実験室の中だけの理科よりも、実生活の中での発見や学びの方に興味があって、学校で知ったことを家に帰ってから身の回りのものでいろいろ試してみたりしていました。それがいまでも続いているのかもしれないですね。