いまはたくさん時間がある!
おうち時間が増えたので、やりたいと思いながらなかなかできなかった服づくりをはじめました。
実は、大学生になったばかりの頃、服飾系の学校に行った友達に教えてもらって、ひと夏ワンピースづくりをしていたことがあり、数年前にも服飾デザイナーの友達が遊びに来てくれたときに、運針やワンピースづくりの手ほどきをしてもらったのですが(運針はぜんぜんできなかった)、自分ひとりでつくるのは、なんとなく難しそうな気がして、その後なかなかつくれないでいました。
だけど、いまはたくさん時間がある!
仕事(展示や撮影など)で布を使うことも多いから余り布は結構あるし、生地問屋もよく行っていたし、インドネシアでバティックなどを買ったりしていたので、布はいろいろあるんだよね。
これはつくらない手はないなぁ、ということで、押し入れの奥に仕舞っていたミシンを出しました。
なにをつくろうかな?
学生時代も数年前もつくったのは、夏のワンピースで、今回も夏のワンピースやパンツなどを本を見ながらつくりはじめました。
だけど、私は図を理解するのが苦手なので、型紙通りにつくるのがとっても大変。
いったいどことどこを縫い合わせたらいいのだろう? 縫い方の手順が書いてあるけど、どうやったらいいのかよくわからない、、、。
結局いろいろ試してみてわかったことは、自分が好きな服を裏返してじっくり見て、それを自分なりに簡略化してつくるのが私にとっては一番わかりやすい、ということ。
なーんだ、そうだったのか!
スカートは簡単!
じゃあ、まずはスカートから。私はギャザースカートが好きなので、手持ちのものを裏返し、じっくり見てみました。
いくつかのスカートを見て気がついたのは、私が好きなカタチは、丈が70cm位で、ギャザーの量はたっぷりめ、ウエストはゴムでOK。
となると、幅150cm位で、長さが75cm位の長方形の両端を縫い合わせて、上にゴムを入れたら、私好みのスカートになりそう。
できるだけシンプルに
毎日着る服だから、できるだけ着やすくて、しかも気軽につくれるカタチがいいなと思っています。
布にあわせて、ザクザク切って、ミシンでダダダと縫って、できあがり! というのが私の性に合っているみたい。
なので、裾は布の耳(ほつれないように始末してある布の端)をそのまま使って裾上げはせず(端の色が違うところもいい)、ウエストは太め(15〜18mm位)のゴムを1本入れて、できあがったのがこれ。
あっという間にできちゃったのに、なんだかとってもいい感じ。
布に合わせてアレンジ
ギャザーの量は、布の大きさや柄などに合わせて決めています。
布によっては、ギャザーが少ない方がすっきり見えたりもするし、手元にある布の大きさによっても、幅が決まってくるので、そこは工夫とアレンジかな。
ちなみにこれは、右側がギャザー少なめで裾長め、左側がギャザー多め。基本的に同じカタチではあるのですが、着てみるとかなり印象が違ってきます。
アフリカンプリントも楽しい
服をつくっているうちに、手持ちの布だけじゃなくて、元気が出そうな布でもつくりたくなって探していたら、アフリカンプリントという布と出会いました。
この布は、アフリカに昔からある布ではないのですが、植民地時代に主にヨーロッパがアフリカ向けにつくった布で、いまでもアフリカの人たちが洋服生地として好んで活用しているようです。
日本でもネットショップなどで購入できるので、試しにいくつか買って、服をつくってみたら、なんだかとっても気に入ってしまい、アフリカンプリントの服がたくさんできました。
ポケットもできた!
スカートにはポケットがついている方が使いやすいので、片側に(布によっては両側に)ポケットをつけ、より好みのカタチに。
ポケットつけ(特に脇ポケット)は、本を見てつくっていたときはどうしても図が理解できずにつけることができなかったのですが、手持ちの服を見て、自分なりに理解してつけたら、思っていたより簡単につけることができたので、感動。
脇ポケットのつけ方について、うまく説明できる自信はないのですが、「はじめての服づくり 2」「はじめての服づくり 3」と、夏の初めからはじまった服づくりで気づいたことを書いていくつもりなので、もしかしたらその中で紹介できるかもしれません。
なにはともあれ、普段着はシンプルであれば、思っていた以上につくりやすいし、スカートはあっという間にできちゃう、というのが今回伝えたいなぁと思ったこと。
案ずるより産むが易し。いまだからこそ、やりたかったことをはじめちゃおう!