こどもたちと一緒に
豆本をつくろう

絵や漫画、物語をつくるのが大好きなこどもたち。
描いた絵や漫画は、セロテープで綴じて自分たちなりに本にしている。
豆本のような体裁で本にできたら気分も盛り上げるのではないかと提案し、一緒につくることにした。

豆本をつくろう

制作場所:よみたん自然学校

こどもたちがつくれるように

一般に豆本は小さくつくること、伝統的な本のつくり方をそのサイズで再現することが良しとされるが、こどもたちとつくる場合はちょっと違ってくる。
つくった豆本に自分で絵や文章を描いていきたいと考えているので、本というよりはノートに近い大きさで、壊れにくい構造にしたほうがいい。
そしていつものように、つくり方をこどもたちが理解できるように、つくり方も簡略化する。
これは、こどもたちが自分たちだけでも豆本をつくれるようにするためでもある。
今回は、A4用紙を四つ折りにしたA6サイズで作成。
綴じ方はホッチキスを使うのがいい。ページ数は、A4用紙3枚分で24ページまでだろう。中綴じ用のホッチキスがあれば便利だ。

ホッチキス

一番外側に表紙に使う画用紙と同じ紙を綴じる。
ただ、標準のサイズのホッチキスだと、24ページを綴じるのもかなり力が必要だ。

つくるのに必要なもの

必要な道具
 ◯ 1mm厚のシングル黄ボール。
 ◯ 表紙に使う色紙。市販の色画用紙くらいの厚さがあれば十分。サイズはB5。
 ◯ 内表紙に使う色紙。A5サイズ。
 ◯ 本文はA4プリント用の上質紙3枚。

それ以外にも、木工ボンドとカッターと金尺、そしてホッチキスが必要。
カッターを使うときは、カッティングマットを敷くようにしよう。

表紙の中板にする1mm厚の黄ボールは、以下のサイズでカット。

表紙図面

表紙に貼る色画用紙を用意する。あらかじめ表紙に位置合わせが必要な絵や柄、文字を描きこんでいないのであれば、位置が少しずれていても構わない。それよりも、黄ボール同士の間隔が寸法通りに開いていることが重要だ。
黄ボール全体にボンドを塗り、色画用紙に霧吹きで水をかけ、貼る位置が少しずれても大丈夫。
ボンドが乾いたら画用紙の角をカットし、黄ボールを包むように接着する。

<<厚表紙くるみ写真>> 

A4用紙を四つ折りし、強く折り、筋を付けた上で二つ折りの状態に開いて、中心部の折り線を合わせるように重ね、一番上に二つ折した内表紙用色紙を重ねて、中心部をホッチキスで綴じる。

四つ折りし、綴じた辺以外の3ヶ所の辺をカッターで数ミリずつカットする。
これで本文部が完成。ちゃんとにページが開けるか、バラバラにならないか、ページをパラパラして確認しよう。

一番外側の色画用紙のページに霧吹きし、ボンドを塗り、表紙の厚紙の内側に本文を貼り付ける。
本を閉じて背表紙の部分が開いてしまわないように形をつければ、ほぼ完成だ。

つくる体験が大事

一手間かけるだけで、セロテープで止めた本よりずっと立派な本がつくれる。
このつくり方は、そんなに難しいものではないはずだ。
こどもたちは、豆本をつくるだけの技量を持っているが、どうやったらつくれるのかを知らないだけなのだ。いろいろなつくり方を一緒に体験するだけで、こどもたちの世界は広がっていく。

<<製作の様子>>

今回は、一手間かけることで、これまでとは完成度の違うものをつくれることを学べたと思っている。
でも、ハードカバーの本は、つくってから絵や文章を描くのは少し大変だろう。
ちょっと考えてみたら、絵とか文章を書いてから製本すればもっときれいにつくれることがわかる。
そしたらまたつくり直せばいい。
何度もつくりなおそう。いろいろな工夫ができる。いろいろな挑戦ができるように一緒にモノづくりをしていこう。