知れば知るほど、不思議が深まる
こないだはとっても小さなキノコを見つけたけれど、これは結構大きくて目立つキノコ。森の倒木の上にいくつもあって、よく見かけるキノコとは逆の向きに(上に向かって)カサを広げています。質感も少しカサカサしていて、全体的に薄い感じ。
なんというキノコだろう?
最近手に入れたキノコの本で調べてみたら、どうやらタマチョレイタケの仲間のようで、タマチョレイタケ目には、サルノコシカケのような硬いキノコが多いらしい。
確かにこれも少し硬そうだし、上から見るとカサの模様がなんだか年輪のようにも見えるね。
森散歩をしていて見つけるキノコは数日で朽ちてしまうものが多いけれど、このキノコは結構長期間形を保っていて、下の左の写真は最初に見つけたときの3日後でカサの色が少し濃くなっていて、右の写真は3週間後で全体的に乾いて縮れてきているけれど、まだしっかり立っていました。
サルノコシカケの仲間は多年生で年々成長するものもあるようだし、やっぱりその仲間のキノコなのかな。
そうそう、読み始めた「きのこのき」という本。森散歩で興味を持ったコケや地衣類や粘菌など、私が「不思議だな」と感じたものたちとキノコとの関わりや、キノコと森や地球との関係など、知れば知るほど不思議が深まっていき、とてもオススメです。